2007.09.20
小樽を後に、トラックの旅
小樽を後に、トラックの旅
夜中に降っていた大粒の雨は朝には小雨になっていた。
駅のロッカーに荷物を預け、付近をぐるりと散策する。
駅のロッカーに荷物を預け、付近をぐるりと散策する。

まずは有名な小樽運河。
なかなか良い雰囲気を醸し出している。
近くにびっくりドンキーを発見して営業時間を見たが0時閉店だった。

港の方まで行くと海上保安庁の船艇が何隻か泊まっているのが見えた。

街中に残る廃線になった鉄道跡。

ここ小樽は1882年に北海道で最初に鉄道が走った街。
手宮駅から続く路線は札幌の岩見沢を通って三笠市の幌内駅までを繋げていた。
旧手宮駅跡には北海道鉄道開通起点標が建っている。
1時間ほど歩いて回り、早めに出発準備。
雨はいつの間にか止んでいた。
今日の目標は一気に北の果て、稚内だ。
街中ではなかなか拾ってもらえないので汗をかきつつ郊外までひたすら歩く。
しばらく苦戦したものの1人目の人以降は比較的スムーズに進み、銭函で乗せてくれた人に貰った地図はその後の北海道旅行を通して非常に役に立ちました。
石狩市の厚田では仕事で羽幌まで行くというトラックのおじさんが声をかけてくれた。
羽幌といえば北海道の上部に伸びる角のほぼ中間地、1回の移動距離としてはかなり長い。
ありがたく同行させてもらう。

このおじさんが60代も半ばにして小1の子持ち。
ところが「やるじゃないですか〜、可愛い盛りですよね」などと言う俺に対し、なぜかテンション低め。
実は10代の時に嫁いできたフィリピン人の奥さんはすでに離婚して他の男と暮らしており、一緒にいる子供から電話があるたびにおじさんは様々な費用を渡しているらしい。
少なくとも年金が貰えるようになるまでは、体力的に厳しいが今の仕事を続けないとやっていけないという。
それは確かにテンション上がらんすよね…。
目のあまり良くないおじさんの代わりに地図を見ながらひたすら北へ。
いくつものトンネルを抜けて、いつしか俺は助手のようになっていた。
数時間かけてやっと羽幌に到着。
おじさんの意向で俺も現場に付いていくことに。
30分後、何とか作業終了を見届けてまずは一安心。
おじさんとはそこで別れたが、不器用そうなその後ろ姿からなかなか目が離すことができなかった。

厚田からここまでヒッチの待ち時間無しで来たにもかかわらず、この時点ですでに16時半。
意外に時間がかかってしまった。
次のヒッチを試みるも早々に断念して近くにある道の駅を覗きに行った。
これまで傍を通過したことしかないのでよくわからなかった道の駅。
ドライバーやライダーのための休憩所だという。
初めて訪れる道の駅は大きめの駐車場の付いた公園のようでなかなかキレイ。
キレイなんだが…寝られる場所が少なく、微妙だ。
下に敷くマットを持っていないので地面では冷たい。
さらに雨の予報があるので屋根のあるところを探すと唯一トイレがあった。
トイレ前というとちょっとイヤな感じだが、逆にトイレも歯磨きも移動しないでできると考えれば便利なもんだ。
隣にある温泉宿泊施設でお湯につかり、広い座敷でゆっくり休憩。
ここはロッカーに入らない大きな荷物も預かってくれ、すごくスタッフが親切だ。
1人いつまでも座敷に残る人がいたので声をかけてみたらやはり旅人。
休憩室の閉鎖時間までのんびりお互いの旅のことを語り合った。

ゆっくりさせてもらったスタッフらにお礼をいい、外に戻る。
チャリダーの彼の持っていたコンロで湯を沸かし、2人でカップ麺をすすった。
丸一日以上ほとんど何も食べていなかったので腹に染み渡る。
小さな幸せ。
【今日の移動距離】
小樽→羽幌 約205km














